my best figure skating

独断と偏見に基づく

My best short program of Shizuka Arakawa

Shizuka Arakawa 2004 Worlds Short Program

トリノ五輪のSPも素晴らしくて甲乙つけがたいのですが

2004年のワールド優勝のこちらを。 

世間一般では、トリノ五輪トゥーランドット

印象が強く、3ルッツー3トーループ装備で、

2017年現在のトップ女子と並ぶ演技構成を

滑る荒川さんは、新鮮なのではないでしょうか。

白鳥の湖ヒップホップバージョンならぬ、

ちょっと前衛的なサイバーな白鳥の湖で、

とても独創的で魅力的なプログラムです。

衣装も日本の夕鶴っぽくもあり、クールビューティと

呼ばれる荒川さんにぴったりですね。

演技終了後のキスクラも、タラソワ、プラトフ、ウソワなど超豪華。

この日本人選手としては、伊藤みどり佐藤有香に続く

3人目で10年ぶりワールド優勝が、トリノ五輪で金メダルを取る

大きな伏線となっているのですよね。

荒川さんは、強い時にはとにかく強い。

そういう意味では、安藤さんと似たタイプなのかも。

 

ベストと言いつつ、トリノのspも。

フリーのトゥーランドットの素晴らしさは言わずもがなですが

私は、このショート推しです。

いつまでも色あせないプログラム。

このショートには、始まりの夢の中の赤ちゃんから得点が出るまで

フィギュアスケートの素晴らしさが詰まっていると思います。

こんなに華やかで艶やかな世界を表現した演技は滅多に

見られるものではないです。

スケートの伸びが素晴らしいこと。

シーズン当初はフリーだった幻想即興曲

ニコライ・モロゾフの手によって

素晴らしいショートプログラムになりました。

このプログラムが日本人初のゴールドメダリストを決定づけたと言っても

大げさではないと思っています。


Shizuka Arakawa 2006 Olympics SP