my best figure skating

独断と偏見に基づく

My best free program of Miki Ando


Miki Ando japan nationals 2007/2008 FS Carmen

世界選手権で華麗な復活を遂げて、ワールドチャンピオンとして

迎えた2007-2008シーズン。

いち早くエッジ矯正に取り組んだ影響やワールドチャンピオンと

して臨むシーズンとなり、波乱のシーズンとなります。

そのような中迎えた全日本のフリーのカルメン

ここで決めなければという焦燥感や切迫感と集中力が

鬼気迫る演技と相まって、カルメンそのものが乗り移ったかのような

表現になって、すごい化学反応が起こったという感じでした。

この全日本のカルメンは忘れられません。

安藤さんがワールドチャンピョンになったときのフリーは

いずれもクラシック音楽で、ジャンプが素晴らしい質で決まり

畳みかけるようで、こういうときの安藤さんには

ちょっと誰も叶わないなという感じでした。

そういう感じがあり、そこに演劇性が加わった感じでした。

こうやって書いていても、安藤さんの演技を語るには、

彼女のスケート人生が欠かせず、切り離せないものなんですよね。

本人は意図していなくても、人生そのものがドラマチックで

それが演技にも反映されているのだな〜と思います。

願わくば、真央ヨナ時代に待ったをかけて

頭一歩抜け出すくらいの強さを見たかったなと思いますが、

(充分なポテンシャルがありましたので)

充分天才で魅力的でしたから、型にはめられず、色々なものに

まみれずにそれはそれで良かったのかもしれません。